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事故ニュースに記された会社からの脅し文句

 明治安田は前述の事故ニュースで「会社は徹底的に調査・求償します」と強調し、こう記している。

〈業務上横領罪等として警察への被害届等を実施(刑事告発をすることもあり)〉

〈全ての担当契約(消滅契約も含む)に事故者名入りの通知を発信─親族、友人、地元の方々に犯罪行為を犯したことが知れ渡ります〉

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「これは他の営業職員たちに対して“同じことをすればこうなるぞ”という脅し文句ですね。ただし、今回のケースでは、実際警察に被害届を出すまでには至っていないようです」(同前)

昨年社長に就任した永島英器氏 ©共同通信社

 明治安田生命広報部に事実関係を尋ねた。

「お客様から苦情の申し出がございまして、不適切な案件が発覚したことは事実です。その後、お客様にご対応させていただき、この案件については、ご理解、ご納得いただいた上で、収束したところです。被害にあわれたお客様や手法につきましては個人情報になりますので、回答を控えさせていただきます。当該営業職員は契約が満了したため、既に退職しています。不特定多数の被害が疑われ、他に影響があると思われる場合には公表しますが、今回は事案が限られているので公表の予定はありません」

 他の営業職員に「親族、友人などに知れ渡る」と脅すぐらいならむしろ積極的に広報した方が効果的では。