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一橋大の入試で中国人が逮捕 試験官が目を光らせても「カンニング」を防げない理由

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 大学入試でまたもやカンニングが発覚した。外国人留学生向けの入試で試験問題の画像をやり取りしたなどとして警視庁は8日、偽計業務妨害の疑いで、中国籍の一橋大1年、王嘉璐容疑者(22)と、王容疑者の元家庭教師の大学院生、李歳寒容疑者(28)を逮捕。他にも共犯者がいたとみて捜査を進めている。

 警視庁担当記者の話。

「カンニングがあったのは、1月31日に一橋大で行われた私費留学生の選抜試験です。科目は『日本語』『数学』、地理や歴史などの『総合科目』でしたが、その全科目の問題文を王容疑者が撮影し、李容疑者に送信。李容疑者が別の教え子の協力も得て、王容疑者に解答を伝えていた疑いがあります。試験は67人が受験し、王容疑者を含め29人が合格しました」

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写真はイメージ ©iStock.com

 折しもその試験の数日前には、女子受験生が大学入学共通テストで世界史の問題を流出させたことが発覚。試験会場ではこれまで以上に試験官たちが目を光らせていた。しかも、さらに神経を尖らせるような情報が事前に届いていたという。

「実は試験の直前、中国系SNS上に『午後4時~4時半に文系数学の宿題を手伝ってくれる人を探しています』と中国語で投稿がありました。体調不良で試験を欠席した受験生がそれを見て一橋大に情報提供しており、大学側は試験会場の見回りを行っていたのです」(同前)

 それでも、王容疑者はカンニングに“成功”。スマートフォンなどを隠し持って問題の内容を映像で送信していたとみられるが、別のカンニングツールを使った疑いも浮上している。