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平野 あるわよね。不思議なことに(笑)。

YouTubeで果たしたい「野望」

――数々の「現場」をこなされてきたおふたりですが、今後の野望はなんでしょう?

小柳 やっぱりYouTube「河田町姉妹のおしゃべりワイドショー」の登録者は増やしていきたいですね。いろんなことを毎週アップしているので。

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平野 作ってる人間、全員がYouTube素人なんですけど。

小柳 「おはようナイスデイ」で一緒に仕事をしていた、構成作家さん。カメラマンもナイスデイのときのディレクターさん。それに編集は「テレモーション・マックス」の方が協力してくださっているんですけど、まだ今は収益がないのでみんな手弁当です。

©文藝春秋 撮影/深野未季

平野 少しくらい皆さんにお礼が支払えるようになるのがひとつの目標ですよね。ゲストを迎えたり、ロケにも出かけたりしながら。

小柳 私たちもいつのまにか60代半ばの高齢者でしょ、物忘れが激しくなってきちゃったから、昔の取材の裏話って今喋らないと忘れちゃうんじゃないかっていうのも。だからボケ防止もありますよね、喋って思い出して、YouTubeでボケを防ごう(笑)。

平野 ひとりじゃ思い出せなくても、美江さんと喋ってると「ああ、そうだったわね!」って思い出す。

 あとは、この年で新しいコトにチャレンジしているっていうのはすごく刺激的なんです。いままでは全部スタッフにお膳立てしてもらって、「平野さん何時に会社来てください」「資料はコレです」ってやってもらって、「なに聞きましょうか」という打ち合わせもできた。放送当日は、もう台本もできていて、段取りされたところに参加すればいいだけだった。

河田町姉妹のバックアップをしている三井三太郎さん。かつて芸能リポーターとして活躍した ©文藝春秋 撮影/深野未季

小柳 でもこのYouTubeは、ネタ選びからふたりですものね。「次は誰の話をしようか」ってね。

 最初は照明もなかったのよね。「なんか顔が暗いわねぇ」って早苗さんが100円ショップで(笑)。

平野 見つけたんです! 100円ショップのなかの300円のライト。それをふたつ買ってつけたら結構良くって(笑)。昔はスタジオに自然に照明さんがいたから、こんなこと想像もできなかった。もう手作り感満載ですよ。

小柳 編集さん以外は、みんな60代のチャレンジです。アップの仕組みはいまだによくわからないんだけど、ふたりとも(笑)。でもお蔭で他人のYouTubeもよく見るようになったかも。

平野 ほんとう。テレビよりYouTubeのほうが多くなっちゃってる。「サムネイル」って言葉も知らなかったのに、なんでもやればできるようになるわよね。

その他の写真はこちらよりぜひご覧ください。