キャンプ芸人として再ブレイクを果たしたヒロシさんだが、実は「テントの中」で何をやっているのかはあまり知られていない。ヒロシさんが取材班に明かした「キャンプ中の密かな愉しみ」とは?
自身のキャンプ哲学を惜しみなく詰め込んだ新刊『大人のソロキャンプ入門』より一部抜粋してお届けする。(全3回の3回目/#1、#2を読む)
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テントは男が落ち着く場所
――ヒロシさん、テントの中では何をしているんですか?
ヒロシ テントに入ってからの様子はYouTubeでもあまり撮っていないです。狭くて、うまく撮れないんですよね。GoPro(アメリカのウェアラブルカメラブランド)とかだとうまく撮れるかもしれないですけどね。テントに入った後の話は、これまであまり話してこなかったと思います。伝えづらいですから。
――テントの中に22時に入って朝8時に出たら10時間。テントの外で焚き火をしているよりも長いかもしれません。
ヒロシ テントの中は、家と同じですよね。キャンプにおいて僕はテントサイトの趣を大切にしているけど、夜にテントの中に入れば、真っ暗で趣も何もない。だから、部屋の中のように好きなことをやっています。
たとえば家でダウンロードしていった映画を、iPadを見やすい位置にセットして、横にコーラを置いて、テントの中で夜に見たりするのも楽しい。夜中に海外ドラマの『ウォーキング・デッド』とかのゾンビものを見ると、臨場感が半端ないですからね。映画じゃなくても、夜にテントの中に入ってゲームするのも、楽しいんですよね。僕がやっているゲームはスマホゲームで、『ウォーキング・デッド』のゲームアプリです。もうひとつゾンビもののゲームアプリもしていますね。
――いや、ゾンビ漬けじゃないですか(笑)。
ヒロシ でも楽しいんですよね。テントの中って……そうそう、昔の僕がよく行っていた場所なんだけど、個室ビデオってわかります?