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「そうきたか!」と思わず笑った次男の反応

じゃんぽ~る西 絵本を読み終わったあと、「僕はどこにいるの?」と聞かれました。「パパもママもお兄ちゃんも、みんなお話の中にいるのに、僕がいない」と言ったんです。

 僕としては、インコを次男に見立てて描いたんですけど、それが彼には伝わらなかったようで……。「そうきたか!」と思わず笑っちゃいましたね(笑)。

 

じゃんぽ~る西さんが感じる“子どもと接する時の面白さ”

――なるほど。確かに大人にはない発想かもしれません。

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じゃんぽ~る西 あと、先日長男に「渋谷と新宿と池袋って違うの?」と聞かれたので「違うよ」と答えたら、「へえ~違うんだ!」と驚いていたんですよ。

「そんなに驚くことかな?」と思って、僕なりに渋谷・新宿・池袋の違いを考えてみたんです。そしたら、大人には街の雰囲気とか、街に並んでいる店の種類が違うという“細かい差”がわかりますけど、それは子どもにとって大した差ではないという結論に至りました。

 何が言いたいかというと、子どもに質問された時に、自分の子ども時代の感覚が呼び起こされるというか、「そうか、自分もそんなふうに感じていたな」と気付かされるんですよね。それも子どもと接する時の面白さだと思います。

――逆に子育ての大変さを感じる場面は。

じゃんぽ~る西 それがあまり思い浮かばなくて……。もちろん、これまで大変なことはあったと思うのですが、根底にある「子どもがいるだけで楽しい」という気持ちが強くて、すぐ忘れてしまうのかもしれません。

 

――漫画では「次男の偏食に困っている」と書かれていました。

じゃんぽ~る西 次男の偏食はすごいですね。「何としてでも食べさせたい親」と、「何としてでも食べたくない次男」による戦いが毎食起こっています(笑)。

 ひどい時はプリンと水しか口にしないこともあって、そのせいで体調を崩すんですよ。とりあえず、何かしら栄養のあるものは食べてほしいと思っているんですけどね……。

 子育てをしていて日々ぶつかる課題はもちろんあります。うまくいかないこともしょっちゅう。でもそれを「苦しい」と思ったことはないです。

――どうしてそこまでポジティブに捉えられるのでしょうか。