文春オンライン
「もう尻と腰が限界です!」コロナ禍で在宅ワーク極まったカメラマンの「仕事部屋にゲーミングチェア導入レビュー」

「もう尻と腰が限界です!」コロナ禍で在宅ワーク極まったカメラマンの「仕事部屋にゲーミングチェア導入レビュー」

2022/07/14
note

 高級車用シートの開発で培った人間工学に基づく様々な技術たち。それを惜しみなく注ぎ込んで作られたゲーミングチェアは、世界中のゲーマーに支持され、全く新しいマーケットが生まれたのでした。いやあ、この逆境にも負けず挑戦する精神、見習いたいものですね……。

 さてそんなゲーミングチェアだが、プロともなれば1日に10時間以上も真剣にモニターと向き合うゲーマーたちの身体を支える大切なアイテムだ。なかなか興味がそそられる。しかもこれをワークチェアとして使用することに対して、ネットの評価は概ね悪くない。

 ここ数日、どうにも決め手にかける日々が続いて椅子探しにも飽きつつあった私は、これも一つの縁だろうと購入を決意。ネット通販のサイトを見てみれば、数々のメーカーから色とりどりな商品が販売されていた。

ADVERTISEMENT

「本職のゲーマーたちから信頼を得ているのは古参の2メーカーのようだ」

 ゲーミングチェアはその人気から、現状は多くのメーカーが参戦しているが、本職のゲーマーたちから信頼を得ているのはDXRACERとAKRacing、古参の2メーカーのようだ。

(AKRacingのHPより)

 このほかの新鋭メーカーは、デザインや謳われる機能は古参メーカー品と同じ感じだが、価格ははるかにやすいものの、案の定というか評判はよくない。結局、私が前に使っていた格安模倣品のチェアと同じことなのだろう。

 全てとは言わないが、多くのチェアは、大切なフレームの形状や内部のスポンジなど、見えない所の品質が悪く、短期間で性能が大きく劣化してしまう。

こちらが今回の主役、AKRacingで最もスタンダードなゲーミングチェア“Wolf"

 同じ轍を踏んでしまっては元も子もない。そこで、口コミサイトで私と同じ体格の人が絶賛していたAKRacingのスタンダードタイプを、某大手通販サイトから頼んでみたのだった。