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連載シネマチャート

3組のカップルを殺人鬼夫婦が襲う…70年代を舞台にした“悪趣味系ホラー” 「X エックス」を採点!

シネマチャート

〈あらすじ〉

 1979年、テキサス。女優のマキシーン(ミア・ゴス)とマネージャー兼プロデューサーのウェイン、ブロンド女優のボビー・リンと俳優のジャクソン、新鋭の学生監督のRJとその恋人ロレイン。3組のカップルが、田舎の農場を訪れる。彼らの目的は、自主映画『農場の娘たち』の撮影だ。スターを目指すマキシーン、ビデオ市場で一攫千金を狙うウェイン、映画作家としての理想に燃えるRJなど、一同はそれぞれに野心を抱いていた。

 農場のはなれを宿泊所として提供してくれたのは、母屋に暮らす気難しい退役軍人ハワードと、妻のパールの老夫婦だった。初日の撮影を終えた夜、想像を絶する恐怖が6人を襲う。

〈解説〉

『サクラメント 死の楽園』に続くタイ・ウェストの脚本・監督作。自主映画の撮影で農場を訪れた男女6人が殺人鬼の老夫婦に襲われるホラー映画。105分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆血まみれ映画だが、皮肉なおかしみもあり。70年代という設定も効いている。105分の上映時間、ダレることなく観られた。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★★☆撮り方をいろいろ工夫し、いかがわしさを競い合った時代の空気をよく再現している。ミア・ゴス、あっぱれな度胸芝居。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆静かに始まる光景が実はどれだけ不気味か。若者のいかがわしい欲望など木っ端にする老婆の妄執。他人事ではない怖さ。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆やたらセンスのいい悪趣味系。『悪魔のいけにえ』を始め70年代の煌めく地下のお宝群を独自にリモデルした逸品。愉しい。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★★☆トビー・フーパー愛に満ち溢れ『悪魔のいけにえ』と『サイコ』のベイツを想起させ、1979年テキサス気分を存分に愉しむ。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
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『X エックス』(米)
TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開中
https://happinet-phantom.com/X/

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