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狩野選手がAさんに不倫を告白した数日後の9月から、狩野選手とBさんとの話し合いが始まった。
狩野選手は所属チーム名古屋ドルフィンズの常務取締役・山下雄樹氏から紹介されたスポンサー企業の担当弁護士のアドバイスを受け、Bさんとの話し合いに向かった。
「このまま普通にバスケできると思うなよ」
当日、名古屋市内のホテルのラウンジに集まったのは、狩野選手と狩野選手の母親、そしてBさんの3人。そしてBさんは生後1カ月の男の子を連れていた。Aさんは話し合いに出席していない。
「祐介くんも子供の姿を見てさすがに動揺したようです。それでも弁護士のアドバイス通り、子供を認知しないこと、今後の関係を断つこと、メディアなどに情報提供しないこと、などを要求したと聞きました。Bさんも一応は納得した様子だったそうですが、別れ際に『このまま普通にバスケできると思うなよ』と呟いたのが聞こえたそうです」
この時期は、Aさんと狩野選手はギクシャクしながらも話し合いを続け、関係修復に向けて動いていたという。Bさんから断続的に届くLINEなども隠さず共有し、事態の解決に向けて協力的な雰囲気だった。しかしその後、狩野選手はなんとAさんとの離婚を望み距離を取るようになる――。
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