母方の実家が石油関係の会社を経営している石油一族としてテレビで取り上げられたノニーさん。薬学部在学中に、自身のルーツであるアラビア文字をモチーフにしたジュエリー会社を立ち上げ、女子大生社長としても注目を浴びた。大学卒業後は、結婚を機に地方に移住し、自身の会社の経営やジュエリーのデザインを行なっているという。
そんなノニーさんに、石油一族の暮らしぶりや、田舎で受けた偏見や差別、そしてジュエリーブランドを立ち上げるまでの経緯について話を聞いた。(全3回の1回目/続きを読む)
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ホテルで1万円の朝食だったらコンビニで十分
ノニー 取材前にバタバタしてすみませんね~。生後6ヶ月の息子がいるので、授乳と仕事で落ち着かなくて。
一ーとんでもないです。現在は地方に住んでいるとのことですが、今回は仕事で東京に?
ノニー そうです。私が経営しているジュエリーブランドが新宿・伊勢丹でポップアップストアをやることになったので、その期間はここ(都内某高級ホテル)に泊まっています。息子がいるので、私の母も実家(秋田)から手伝いに来ているの。
一ーお部屋が広くてびっくりしました。
ノニー ホテルが一流だと、ホテル内で会う人も一流ですから。でも正直な話、高いホテルだからと言って全てが良いわけではないです。朝食はコンビニで買ったりしますし。コンビニのご飯ってすごく美味しいでしょ。ホテルで1万円の朝ごはんを食べるくらいだったら、コンビニで十分だと思っています。
親戚はみんな経営者
一ーノニーさんと言えば、石油関係の会社を経営している「石油一族」としてSNSで話題になりました。お母さまのご実家で石油関係の仕事をされているのでしょうか。
ノニー 正確には私の叔母がアメリカで石油関係の仕事を始めたんです。西海岸にあるガソリンスタンドや石油関係の会社に繋がりを持っていたので、30年前くらいに会社を立ち上げました。
石油ばかり注目されますが、私の家族はみんなそれぞれ経営者なんです。私の母はイラン出身で、父は秋田出身なんですが、どちらの実家も会社を経営をしていますし、父の兄弟も母の兄弟もみんな経営者。とにかく私の親戚はみんなそれぞれいろんなビジネスをやっているんですよ。歯医者だったり、投資家だったり、料亭だったり。