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FAで入った選手がふるわず…怒りの矛先は球団にも
怒りの矛先は球団へも向かっている。原因はFAで加入した選手たちが振るわないこと。代表例が昨季加入した井納翔一だ。6月22日には暴投などもあり、僅か4球で交代。敢え無く翌日、登録抹消となった。
「井納は移籍1年目、二軍球場内で自らの不注意により8針を縫う大ケガをし、原監督も呆れていた。DeNAから共にFAで入った梶谷隆幸も度重なるケガに悩まされ、今年5月には左膝内側半月板を手術し今季は絶望的です」(同前)
さらに原監督が問題視しているのは、FA交渉の段階で球団が梶谷にコーチ手形を切っていることだ。
「FA加入後の4年間で5勝に終わった野上亮磨が、スコアラー職になれたのも同様の理由です。原監督はプロスカウトや球団の大塚淳弘副代表に『働いていない奴に何故、セカンドキャリアを保証するんだ!』と怒った。スカウトらにも『FAは戦力獲得のほか、他球団の力を削ぐ目的もあるのに……』という言い分があるようですが、誰も異論を唱えられない」(同前)
振り返れば6位の中日がすぐそこに。最大の“戦犯”は……言うまでもない。