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「子どもを産んだら後悔するかも…」結婚5年目の35歳女性が、5歳年下の夫に“子どもを持たない夫婦生活”を求める理由

菅原恵利さんインタビュー #1

2022/07/30
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結婚して5年経った今でも夫に「子ども欲しい?」と聞くと……

菅原 夫は優しくて面倒見が良くて、健康にもすごく気をつかう人なんです。だから、「彼と一緒にいると幸せになれる」と鮮明にイメージできましたね。決して、「子どもを産まない」という条件を受け入れてくれたから彼と結婚したわけではありません。

 ただ、結婚して5年が経った今でも、夫が我慢をしているんじゃないかと心配になることはあって。時々、「子ども欲しい?」と聞きます。彼は今のところ「どっちでもいいよ」と言ってくれていますけど。

 

夫の両親は当初、結婚に大反対だった

――子どもを産まないことについて、拓也さんのご両親はどう捉えているのでしょう。

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菅原 今は、「あなたたちの好きなようにしなさい。あなたたちが幸せならそれでいい」と言ってくれています。

 でも実は、夫の両親は私たちの結婚に大反対だったんですよ。私は夫より5歳年上で、仕事もフリーランスで安定していない。さらに、実家からは縁を切られている……。

 そんな問題だらけの人と結婚するなんて、親からしたら不安ですよね。結婚の挨拶をするために夫の実家に行った時は、ご両親に口も利いてもらえませんでした。結局、反対を押し切ってそのまま籍を入れてしまって。今振り返ると、力業で押し切ってしまい、義両親には申し訳ないことをしたなと思います。

 

――その後、義両親のお二人との関係は。

菅原 いざ入籍したら、お二人とも「籍を入れたなら仕方ないね」と受け入れてくれましたね。それから何度もお話をしたり、一緒にお酒を飲んだりするうちに、少しずつ打ち解けていって。今ではご自宅に伺うと笑顔で迎え入れてくれます。

 夫の両親は本当に温かい人たちで、夫の立ち居振る舞いを見ていると、しっかりしたご家庭で愛されて育ったんだな、というのがよく分かります。だからこそ、よくわからない素性の私と結婚するのは、心配でしょうがなかったんでしょうね。

――子どもの話は、義両親のお二人にはどのように伝えたのですか?

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