2019年末に離婚したタレントのあびる優(36)と格闘家の才賀紀左衛門(33)。7歳になる一人娘・Aちゃんの親権は当初、才賀が持ったが、その後、あびるが親権者変更などを求める調停を提起し、2021年4月、東京高裁があびるへの親権者変更と引渡しを決定した。それにもかかわらず、親権と監護権を失った才賀が実効支配する形でAちゃんと同居。1年以上にわたり“違法連れ去り”の状態にあることを、あびる本人が「週刊文春」7月28日号で告発した。

膨大な裁判資料と共に取材に応じたあびる優

 ただ、才賀は高裁の決定後もAちゃんの引渡しを一貫して拒否。その理由として、「Aちゃんがあびるの元へ行くことを嫌がっている」と主張していた。

 あびるは取材の中で、才賀がAちゃんに対し、あびるにネガティブな感情を抱くような“洗脳”を行っていることを明かした。

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「あんたなんて、産んだだけのただのおばさんなんだから」

 あびる本人が語る。

「離婚直後に面会した際は、『ママだーいすき』と甘えていたんです。しかし、昨年11月に行われた家庭裁判所の調査官によるAちゃんの心情調査に対しては、『ママじゃない。優ちゃん。人間でもないし。動物だよ』と言うまでに態度が変わってしまっていたのです」

 そして今年3月。都内で面会したあびるに対し、Aちゃんは舌打ちをし、こう言い放ったという。

「あんたなんて、産んだだけのただのおばさんなんだから」

Aちゃん(上)と映る前夫の才賀紀左衛門(本人のブログより)

 あびるが涙ながらに明かす。

「彼(才賀)はその場にいたんだから、私がAちゃんのママだっていうことを説明してほしかった。今のままでは、(Aちゃんと)会えば会うほど距離ができちゃう」