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《白昼の強盗殺人》「首にはうっすらと赤くなった手の痕が…」近所から慕われた高齢女性を素手で絞めた31歳容疑者の“狂気”と“短絡的な犯行理由”

2022/07/29

genre : ニュース, 社会

1人で暮らす家のポストには郵便物が溜まりがちだった

 久保さんと夫は、地域で慕われる夫婦だった。登下校で通りかかる子どもたちを見守り、優しく声をかけるのが日課だった。近隣住民の1人は「いつも元気で、穏やかな人だった。夫婦仲もとても良さそうで、間違ってもトラブルを抱えるような人ではない」と、その人柄を悼む。

 一方の浦容疑者は不在が多く、近所付き合いと呼べるものはほとんどなかった。1人で暮らす家のポストには郵便物が溜まりがちだったという。だが、兵庫県警の調べによると定職には就かず、仕事もしていなかった。その挙げ句、「カネがなくて困っていた」と起こした事件だった。

※写真はイメージ ©iStock.com

 加古川警察署で事情を聴かれ続けた浦容疑者は、日付が変わった28日未明に強盗殺人と住居侵入容疑で逮捕された。盗みに入るだけだったはずの行為は、一瞬の狂気により最高刑が死刑の罪になった。

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 何より、誰からも親しまれ、何の落ち度もなく殺された被害者はもう二度と還らない。

《白昼の強盗殺人》「首にはうっすらと赤くなった手の痕が…」近所から慕われた高齢女性を素手で絞めた31歳容疑者の“狂気”と“短絡的な犯行理由”

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