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「所属球団がWBC出場を止めることはない」
大谷は日本ハム時代の前回2017年大会で日本代表に選ばれながらも、前年の日本シリーズで痛めた右足首が完治せず、出場を辞退せざるを得なかった。今回WBC出場となれば7年越しの夢実現となる。
所属球団が出場を容認しない可能性を懸念する声が一部にあるものの「大谷の代表入りに支障はありません」とMLBで活動する代理人は一蹴する。
「過去にもメジャー球団が所属選手の代表入りを、故障させたくないために反対していると報道されたことがありましたが、実際は選手が出場に消極的なケースがほとんど。はっきり出たくないと言うと『国のためにプレーできないのか』とバッシングに遭う。そうならないよう球団が防波堤になっているのです。球団は、巨額契約を結んでいる選手にはWBCでの故障などに備え、保険をかけて損失を被らないようにもしています。選手に出場の意思がある限り、球団が止めるということは、まずありません」
前回覇者、米国は早くも大谷の同僚トラウトの主将就任を発表するなど、これまで以上に本気モードだ。また、かねてよりドミニカ共和国など中米のチームはWBCに積極的だ。収益は右肩上がりで、真に世界一を争うイベントに育ちつつある。
「メジャーの各球団は選手派遣で協力態勢を整えてきています。大谷は目玉選手の1人で、たとえ来春までにエンゼルスから移籍していたとしても、その時の所属球団が認めないということはないと思います」(前出・代理人)