スキンヘッドやウィッグをネタにした動画で注目されている脱毛症のハゲカノ(27)と、そのパートナーであるハゲカレ(23)。
そんなふたりに、バズった“スキンヘッド動画”撮影の経緯、ハゲカレが編み出した“剃りテク”の極意、昨年10月に立ち上げたウィッグ会社NEJIKOなどについて、話を聞いた。 (全2回の2回目/1回目を読む)
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「スキンヘッド」初挑戦の経緯
ーーハゲカレさんがハゲカノさんの頭を剃刀で剃り上げる動画がTikTokでバズったわけですが、そもそもスキンヘッドにしようと思い立ったきっかけは?
ハゲカノ ある写真を撮っている方がいて。その方がSNSでアップしている写真に、よく“いいね”していたんですよ。それもあってなのかはわからないんですけど、あちらから「撮影しませんか?」とありがたいDMが来て。
その方は私がウィッグを被ってるのを知らなかったので、普通に写真を撮るつもりだったと思うんですけど。私は前々からスキンヘッドで撮りたいなっていう気持ちがあったので「ウィッグの姿とスキンヘッドの姿、両方を撮ってほしいです」と頼んだら「いいですよ」って。
ハゲカレ で、その時に僕が初めて剃ったんですね。
ハゲカノ だけど、スキンヘッドといっても、剃刀ではなく電動バリカンで剃って。ちょっと青くて、パッと見はスキンヘッドだけど、よく見ると結構まだらみたいな。だから、その撮影では完全なスキンヘッドとは言えない感じです。
ーー撮ってもらった2バージョンの写真を見比べて、いかがでしたか?
ハゲカノ スキンヘッドのほうが全然よかったですね。その時のウィッグが馴染んでなかったのもあったけど。
剃らないと、毛が生えている部分と生えていない部分がまだらで、生えている部分がウィッグからちょっとはみ出て邪魔なこともあったから、それ以来「じゃあ剃っちゃえばいいんだ」と考えるようになったんですよね。
ーーそこから剃り続けている。
ハゲカノ いえ。私とハゲカレが一緒にふざけているのをTikTokでアップするようになって、最初はノリの動画ばっかだったんですよ。ただ、私の誕生日にハゲカレに電動バリカンで剃ってもらう「誕生日バリカンデート」という動画をアップしたら、再生回数が結構なことになったんですよね。
で、「またやってみようか」となって。私的にもスキンヘッドのほうがいいし。それが一番のきっかけではあります。
ハゲカレ 動画の再生回数も伸びるし、スキンヘッドのほうがかっこいいし、みたいな。いろんなメリットがあるから、定期的に剃って動画にしていこうって。