どうも、今年公開された映画『死刑にいたる病』の法廷シーンで傍聴席にこっそり座っている阿曽山大噴火です。傍聴席に座っているだけなのでストーリーに絡むこともなく、撮影でも監督から何の指示も無いというホントになんでもない人でしたが。
さて、裁判は公開されているので座席が空いていれば誰でも傍聴が可能です。傍聴席まで描写してある傍聴記は少ないですが、傍聴人も裁判を構成する一員なのです。
そして、裁判傍聴は自由ですが傍聴にはルールがあります。飲食禁止とか、撮影録音禁止とか、スマホの電源は切るとか、居眠り禁止とか、読書禁止とか、ヘルメット禁止とか…。ホント細かい決まりがあるのです。じゃないと裁判の邪魔になっちゃいますからね。
でも、中にはルールを守らない傍聴人もいるんですよね……。という訳で、傍聴席の方でも動きがあった印象深い裁判の傍聴記を。
その裁判、争われた罪名は「窃盗」でした
2010年10月25日。大阪地裁で傍聴した裁判の話です。
罪名:窃盗
被告人:アルバイトの男性(59)
起訴されたのは、2010年4月21日午後4時08分頃、競艇の舟券売り場であるボートピア梅田の2階で、被告人がお客のショルダーバッグから勝舟投票券2枚(1300円相当)を盗んだという内容です。