2022年上半期(1月~6月)、文春オンラインで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。ライフ部門の第5位は、こちら!(初公開日 2022年2月12日)。

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 10トンを優に超える巨大ダンプカーや、トレーラー操作もお手の物。コロナで停滞続く物流を支えるのは彼女たちだ!

日本舞踊の講師からトレーラー運転手へ――佐々木梨乃さん(27歳)

 名取の資格を持っていて、前職は日本舞踊と着付けの講師をしていました。今は25トン以上のトレーラーを牽引しているので、ギャップがすごいですよね。北海道から沖縄まで、全国に青果やお肉などの食品関係を運んでいます。

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 父が高知で「佐々木物流」という会社を経営していて、生まれた時から身近にトラックがありました。転機になったのは父の大病。父を支えたくて、最初は父の助手としてトラックに乗り始めたんです。でも、着付け教室との両立が難しくなってきて、迷いなくトラックを取りました。

 

 父も兄も大反対でしたが、手仕事を全部丁寧にこなしていったら男性社会ながら認めてくれる人も。体力と根性はあるほうだと思いますね。新年早々腰を痛めちゃって、今、ぎゅうぎゅうにコルセットを締めてはいるんですけど……私にはこれが天職なんです。もし、結婚して娘が生まれて、継ぐと言い出したら猛反対しますけどね(笑)。

写真=深野未季/文藝春秋

2022年上半期「ライフ部門」BEST5 結果一覧

1位:カスタム費用は総額4桁超え…! 京都・祇園の高級クラブママが “プレジデント”を“過激改造”し続ける理由
https://bunshun.jp/articles/-/56418

2位:「お金にルーズ、仕事をちゃんとしない、女遊びをする、嘘をつく…」11年間をともに過ごした秘書が気づいた、瀬戸内寂聴が好む“イイ男”の意外な条件
https://bunshun.jp/articles/-/56417

3位:ネット環境なし、キッチンなし、お風呂も使えない…それでも最高すぎた「中銀カプセルタワービル」での暮らしを振り返る〈内観写真あり〉
https://bunshun.jp/articles/-/56416

4位:「60代でもするのがおかしいって誰が決めたの?」夜の生活を求め続ける老齢の夫に抱く嫌悪感…63歳女性が考え抜いて下した“ある決断”
https://bunshun.jp/articles/-/56415

5位:「ギャップがすごい」27歳女性が日本舞踊の講師からトレーラー運転手へ転身した事情
https://bunshun.jp/articles/-/56413

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。次のページでぜひご覧ください。