村上宗隆が止まらない。
9月6日現在、【三冠王】のタイトルの対象となる
・打率
・本塁打数
・打点
でトップに立っているたけでも超人的なのに、
・安打数
・塁打数
・得点数
・四球数
・出塁率
・長打率
・得点圏打率
の7部門でもトップ。
そう、彼は現在【十冠王】なんです。
なんですか、【十冠王】って(笑)。
三冠王は、「さんかんお」と打った時点で予測変換のトップに出てきます。
しかし、「じゅっかんおう」と打つと「じゅっかん」と打ったところで突然予測変換のトップに出てきたのが「十貫寺梅軒」というバガボンドに出てきそうな名前。
何者なのか調べたところ、さまざまな作品に出演されている御年78歳の俳優さんではありませんか。
村神様のおかげで、また一人偉大な俳優さんを知る事ができました。
ちなみに、僕のAndroidの予測変換は二冠王から四冠王までは「○○かんお」と打った時点でトップに出てきました。
常識はずれの今シーズンの村上
気になったのでそれ以降もやってみました(最後の「う」は打たない)。
五冠王は「後漢王朝」
六冠王は「肋間尾」
七冠王、八冠王はそれぞれ、「7巻お」、「8巻お」
九冠王は「休館王」
十冠王は「十干お」
九だけ王が戻ってくるという不思議。
そして、「お」まで打った瞬間に十貫寺梅軒さんはいなくなるということも知りました。
つまり、Androidが考える最多王は【四冠王】まで。
村上宗隆が今シーズンやっていることがいかに常識を逸脱しているのか分かります。
なぜこんなとんでもないことになっているのか。
もちろん、本人の実力であることには間違いありません。
しかし、それだけではないと思うんです。
野球と寄席は似ている
僕は常々、野球と寄席は凄く似ていると思っています。
それは、野球も寄席も【個人競技(芸)の団体競技(芸)】だということ。
落語の寄席というのは、前座さんからトリの師匠まで、その落語家が持つ個の芸で繋いでいきます。
上方落語の場合、寄席は8~10人の演者が出演します。
古典落語や新作落語。
前座噺や人情噺。
酒の噺や博打の噺。
落語家それぞれが前のネタと趣向が被らないように(酒飲みの出てくる落語が先に出ると、後の演者は酒飲みの出てくる落語はできない、等)、決められた持ち時間の中で精一杯高座を勤めます。