ガソリン爆食い、パーツは逐一海外から……輸入車カスタムのハードルは、国産のそれに比べて著しく高い。それでもコスト度外視で外車をイジり倒す、ブッ飛んだオーナーたちの実態に迫る!

 今回はかつては建設会社を経営し、現在は定年後の悠々自適な生活のなか、ハマー・H2でイベントに参加する男性をご紹介。

定年後の穏やかな暮らしのなか……

 このハマーはもともと私のものではなく、オーナーズクラブで出会った友人が乗っていたものなんです。私自身も別のハマーに乗っていましたが、6年ほど前にその方が乗り替える際、個人売買で譲ってもらったんですよ。当時からほぼこの状態で、カスタムには2000万円くらいかかっているようですね。

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かつては建設会社を経営し、現在は定年後の悠々自適な生活のなかイベントに参加

 塗装も以前からのものですが、なんでも有名なペインターをアメリカから呼んで、わざわざ塗ってもらったものだそうで。その人が塗った車は多分、日本に2台しかないんじゃないかな。

 それから自分で手を加えている部分もちょこちょこありますけど、買った時に結構壊れているところが多かったので、どちらかというと直している部分の方が多いですかね。

カスタム費2000万円というハマーのド迫力ボディ

 ハマーの大きさはよく話題になりますが、私は基本的にイベントの時にしか動かしませんので、取り回しに苦労することはないですね。まぁさすがに60歳を超えると、乗り降りは大変ですけども。

 あとは洗車かな。店には出さずに、自宅のガレージでやっているんですが、台があっても屋根は洗える高さじゃないし、毎回半日がかりです。

 ハマーを買う前にはベンツを4台乗り継いでいましたが、人生で一度はアメ車に乗ってみたかったんですよ。それで、どうせならバカでかいのに乗ってみるかと思い、ハマーを選びました。

運転席にはオーディオ関連のスイッチが並び、イベント会場には大音量でクラブミュージックが流れていた

 最初のハマーも1000万円くらいかけてカスタムして、結構雑誌なんかにも取り上げられていましたね。昔はそうやって注目されるのも嬉しかったですけど、今はそんなに。正直なところ、ハマーももう飽きちゃったね。もう定年しているし、次の車について考えているわけではないですけど。

前後ドアとも上部に開く構造に変更している

 もともと建設関係の会社を経営していましたが、定年後は趣味も縮小しつつ、ゆっくり過ごしていますよ。普段乗るのも軽自動車でね。こういう場に出るのも、昔からの付き合いありきで、交流を楽しむことが目的です。

 外に出て人と話すのは刺激になりますから、今後もちょくちょく顔を出そうと思っています。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。