ガソリン爆食い、パーツは逐一海外から……輸入車カスタムのハードルは、国産のそれに比べて著しく高い。それでもコスト度外視で外車をイジり倒す、ブッ飛んだオーナーたちの実態に迫る!

 今回はランボルギーニの限定車種「アヴェンタドール SV」のオーナー「ANDY GARCIA」さんをご紹介!

限定モデルも「特別じゃない」

 これはね、ランボルギーニのアヴェンタドールですけど、世界に600台しかない「SV」ってモデルなんですよ。

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ランボルギーニの限定車種「アヴェンタドール SV」のオーナー「ANDY GARCIA」さん

 出た時には「ランボルギーニ史上最速」なんて言われて、5500万円くらいで買ったかな。最近はスーパーカーがことごとく高騰しちゃって、もうそんな値段じゃ買えなくなっていますけどね。もうね、買った方が驚いていますよ。

 カスタムは全部ショップ任せで、このホイールなんかは1本で100万円くらいするものだって代表は言っていたかな。本当かどうか、こっちは知らずに乗っているけどね。それでも、自分なんかは全然ですよ。ショップのオーナーズクラブに入っているんだけど、周りはもっとスゴいのに乗っている人ばっかりですからね。

世界限定600台のモデルを惜しげもなくカスタム

 ファッションも車も、派手なのが好きでね。ずっとスーパーカーに乗りたくって、はじめて買ったのがフェラーリのスクーデリア。それが10年近く前だったかな。その前は最終型のソアラに乗っていましたけど、乗り替えた時はやっぱり感慨深かったね。

スーパーカーらしく、内装は高級感よりもスポーティな操作性を重視した設計

 でもね、こういう車に乗ることは、何も特別なことじゃないと思いますよ。自分も別に、学歴があるわけじゃないしね。昔は時代なりに、高校で先輩から譲ってもらったバイクを乗り回すとか、よくいる普通の若者でしたよ。当時はそういうのが、仲間のつながりを確認する儀式みたいなものだったからね。

 それで、今は建設関係の会社を経営していますが、建設系の道に進んだのも、特段理由があったわけじゃないんですよ。友達がそういう学校に進むことが多かったから。つまんない理由でしょ?

スーパーカーと言えばやはりこの「ガルウイング」だ

 そのまま建設会社に就職して、独立して自分の会社を立ち上げたのが30年近く前のことですね。今の年商は5億円くらいかな。いい物を身につけようとか、いい車に乗ろうって気持ちが1つのモチベーションになっているんですかね。

スーパーカーを所有することは「何も特別じゃない」と語る

 いやほんとに、自分なんかつまんないオッサンですから。何も変わったことはしていませんよ。こういう車だって、ちょっと考え方を変えれば誰でも乗れるんだから。実際、人より毎日1時間多く頑張るとか、そういう小さい意識の積み重ねなんだと思いますよ。

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