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「自分を律することができなかった…」れいわ・山本太郎代表の実姉(58)が飲酒運転でまた逮捕 呼び覚まされる“10年前の大麻事件”

「自分を律することができなかった…」れいわ・山本太郎代表の実姉(58)が飲酒運転でまた逮捕 呼び覚まされる“10年前の大麻事件”

2022/09/02

 それだけなら話は小さいが、地元記者はこうも明かす。

「山本容疑者の逮捕は、今回が初めてではありません。10年前には大麻取締法違反で逮捕され、有罪判決を受けています」

 捜査関係者によると2012年6月、山本容疑者は乾燥大麻と大麻の樹脂を隠し持っていたとして近畿厚生局麻薬取締部神戸分室の家宅捜索を受け、逮捕されていたという。

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写真はイメージ ©iStock.com

姉の逮捕に山本太郎氏のコメントは

「今も住んでいる自宅が現場やった。ガサでダイニングの食卓や居間のソファに隠していた大麻が見つかった。ツイッターで自ら大麻やマリファナについて堂々と発信していたから、マトリ(麻薬取締部)もそれで目を付けたんやろ。自宅にあったのは合計3グラムちょっとで、自分で使う程度の量やけど、3カ月後には神戸地裁で懲役1年、執行猶予3年の判決を受けて確定しとるな。当時もすぐに罪を認めて反省していたと思う」(兵庫県警関係者)

 この時、スポーツ紙などが大きく取り上げたのが「脱原発運動に参加した疲れや、更年期障害があり、それを和らげるために大麻を使った」という供述だった。「通常あまり容疑者の供述を詳細にしないマトリが、そこははっきりと発表していたのは覚えている。山本太郎にダメージを与えたい意図があるのではと感じた」と、当時の事件を取材した前出・地元記者は言う。

兵庫県警本部

 東日本大震災の翌年、福島の原発事故を機に高まった反原発の機運の先頭にいたのが、山本太郎氏だった。俳優の立場を捨てるようにして反原発運動の先鋒に立ち、熱く訴えかけるそのスピーチで大きな渦を巻き起こしていた。当時、姉の逮捕を受けて「マジか? 何やってんだ、いい大人が」とコメントを残している。

愛車のベンツに乗る姿がしばしば目撃されていた

 それから10年、大麻の使用を反省し「自分を律することができなかった」と語った山本容疑者は、静かに暮らしていたはずだった。自宅は、今回事故を起こした場所からわずか400メートルほど離れた関西屈指の高級住宅街の一画にある。

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