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「オフィシャルサポーター契約を社内で検討したことはありますが、ビジネス上の理由から見送りました」

 KADOKAWA広報部は以下のように回答した。

「捜査中につきコメントを控えます」

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記者が集まったKADOKAWAの本社ビル

森氏の意向がスポンサー契約にどのような影響を与えたのか

 森氏に「講談社は認めない」発言などについて事実確認を求めたところ、弁護士名で以下のように回答した。

「高橋氏らが逮捕されて刑事事件となっており、捜査に支障を来すといけないので、回答は控えます」

森氏とAOKIの青木前会長(右)

 森氏を巡っては開会式問題でも、演出責任者らが反対していたにもかかわらず、歌舞伎役者の市川海老蔵の出演を“口利き”し、実際に実際に本番では海老蔵が登場した。出版社枠のスポンサー契約では、森氏の意向がどのような影響を与えたのか。本当にKADOKAWA側から高橋容疑者への賄賂だけが問題なのか。みなし公務員でもある組織委会長の権力は極めて大きい。特捜部による更なる実態解明が待たれる。

 9月7日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および9月8日(木)発売の「週刊文春」では、講談社が嫌いな理由など森氏が語った音声の詳細のほか、森氏とKADOKAWAの角川歴彦会長との関係、AOKI前会長の青木拡憲容疑者が森氏に現金200万円を渡していたとする問題などについても詳報している。また、「週刊文春 電子版」では、森氏の音声を公開している。

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