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 しかし実際はB子さんの成績は、花森よりも良かったという。受験前の時期に花森のつきまといがエスカレートし、B子さんもストレスを感じるようになっていった。

「B子が『監視しないで』『他の友達を無視しないで』と花森にメールで頼んだようなのですが、『君は僕を誤解している、監視していない』と聞く耳を持ちませんでした。B子以外の人を無視するようになっていたことについても『あいつらが僕を侮辱したからだ』と被害者意識を募らせていたようです。誰も彼のことを侮辱はしておらず、受験で他のことを考える余裕もなかったのですが……」

白金高輪警察署に護送された花森容疑者 Ⓒ文藝春秋 撮影・細尾直人

「一歩間違えたら予備校時代の知り合いが…」

 最終的に、見かねたB子さんの友人が予備校に告発し、花森はクラスを変更されることになった。予備校側はB子さんが恨みをもたれないよう配慮し、クラス変更は成績が理由ということにされたという。

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「クラスが離れて疎遠になったのですが、それでも花森は静岡大学を目指していました。しかしセンター試験で中国語を選んだものの点数が足りなくて静岡大を諦め、琉球大に行きました。今回の報道を見て、一歩間違えたら予備校時代の知り合いが襲われていてもおかしくなかったとぞっとしました。普段はおとなしいんですが、思い込みが激しくてリミッターが外れると暴走してしまうところは変わっていなかったんですね」(前出)

 8月29日、取材班はB子さんに電話をかけて事実関係を確認をすると、か細い声で「はい」と答えたうえで「もう過去のことですから私からはお話できません。早く更正して、罪とも向き合ってほしいです」と話した。

8月30日(月)22時からの「文春オンラインTV」では本件について担当記者が詳しく解説する。

 

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