部屋にいたのは竹澤容疑者とA氏を除いて、女性スタッフのみ。A氏は恥ずかしくて脱ぐのを拒否したというが、竹澤容疑者があまりにしつこかったため、「これ以上断ったら竹澤さんを怒らせてしまう」と観念し、嫌々ながら応じたという。
「竹澤さんはマイクを離さず上機嫌でブルーハーツの『TRAIN-TRAIN』を歌っていました。本当はそこで帰りたかったのですが、『もう一軒!』としつこく誘われるので、3次会に行きました。そのクラブでまたもや竹澤さんは上半身裸になり、私の顔の前に上腕を突き出して『触ってみろ!』と言うのです。それを拒否すると、今度は私に抱き着いたり、体を押さえつけて股間を触ったりと、まさにやりたい放題。
事務長といっても医師の方が立場は強く、竹澤さんは私の上司同然です。怒られたくなかったのですが、抱き着かれた時は本当に嫌で必死に腰を引き『何をしているんですか!』と言って、何とか逃げ出せました。竹澤さんも周囲の視線が気になったのか、その時はそれ以上何もしてきませんでしたが……」
帰り道、A氏がLINEを開くと届いていたメッセージは「ペロペロしたかったです」「一緒に男二人で寝たかったですけどね」。その後も竹澤容疑者からは「今度飲み行きましょう、二人で」といったLINEやハートマークのスタンプが送られてくるようになったという。
貪るようにキスをしてきて、股間を服の上から強く触って……
自身が男性で管理職だったために相談がしづらかったというA氏への竹澤容疑者のセクハラは、更にエスカレートしていく。
「2019年1月に姫路で、竹澤さんと私、現地の女性スタッフ2人の4人で飲むことになりました。2次会のカラオケに行かないとなれば、竹澤さんが不機嫌になるのは目に見えていたので、渋々ついて行きました。そこで、またもや上裸を強制されました。
終われば、終電で大阪に戻るのかと思いましたが、竹澤さんは『良いホテルを予約するから行こうや』と言い出し、強制的に3次会に連れていかれました。竹澤さんはコンビニでワインやビールなど1万円分ぐらい酒を買い込んでいましたし、既に鼻息も荒かった。竹澤さんが興奮していることがすぐにわかったので、嫌な予感がしていたんです」