文春オンライン

2022/09/17

genre : ライフ, , 国際

日本の庶民は海外旅行に行けないのか

 筆者はこの夏に2年半ぶりに日本に一時帰国をしたのですが、七夕の日に街でこんな短冊を見かけました。

「死ぬまでにアメリカに行ってみたい」

「オーストラリアで老後を過ごせたら」

 そんな願いは円安とこの物価高で打ち砕かれてしまいそうでとても切なくなりました。あらためて、日銀の異次元緩和は次世代へのツケが大きいと感じました。

 それでは、日本人はもう海外旅行に行けないのでしょうか。私は現地の物価を十分に調べた上で渡航先を検討すべきだと感じています。例えば、米国と比較をすると、ヨーロッパのほうが安いといえるでしょう(スイスや一部の都市などを除く)。

写真はイメージ ©iStock.com

「ワインが数百円で飲めた」

「スペインのバルでお惣菜をたくさん食べて、1人2000円くらいだった」

 例えば、スペインやポルトガルなどは日本人にも人気があり、安価で飲食を楽しめるという声をたくさん聞きました。またフランスも、パリなどの一部の都市を除けばワインや料理も安く楽しめるようです。

 ただし、飛行機の燃油サーチャージが非常に高額で、日本から北米、欧州、中東、オセアニアに行く場合、1人4万7000円程度かかります(JAL、8~9月料金)。燃油サーチャージから換算すると、近場の韓国(5900円)やタイ、マレーシア、シンガポール、ブルネイ(2万4700円)などの東南アジアが良さそうです。(https://www.jal.co.jp/jp/ja/inter/fare/fuel/detail.html

 シルバーウィークや年末年始などに海外旅行を考えている人は渡航先を慎重に検討し、現地での予算を多めに見積もったほうがよさそうです。できれば、地元に住んでいる人へ事前にリサーチしたり、ガイドを頼むと心強いかもしれません。

 また、スマホの電卓を活用して、円換算で計算をしてから買い物をする、メニューで値段を確認してから店に入る。そのようにこまめに事前計算をしておくと、カード明細を見て後から仰天という事態は避けられそうです。

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