『いとしの猫っ毛』や『昭和元禄落語心中』の作者の雲田はるこさん。『CREA 2022秋号』では、必見のBL &ブロマンスドラマについて語っていただきました。「友人のおすすめや演技の評判をきっかけにドラマを観ることが多いのですが、熱を持たれる作品はやっぱりどれも面白い」と語る雲田さんのイチオシ作品とは。

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八木勇征さんのBL演技が最高

©「美しい彼」制作委員会・MBS

「美しい彼」 


 八木勇征さんの圧倒的存在感と演技力でしか、清居という稀有なキャラの実写化は成り立たなかったでしょう。凪良先生の紡がれる物語が巧妙で、日本の豊饒なBL小説原作ドラマの可能性をすごく感じました。

 

 画面がずっときれいでおしゃれで、見ていて心地いいです。ここから「The Usual Night いつもの夜」(ABCテレビ)を同時に観て、FANTASTICSにもハマってしまいました。こちらの八木さんのBL演技も最高なので、どっちも観てください!

©「美しい彼」制作委員会・MBS

スクールカースト最底辺の平良一成(萩原利久)は、美しく圧倒的な存在感を放つ清居奏(八木勇征)のグループのパシリに。しかし平良はそれを苦とは思わず、むしろ忠誠を誓う。平良は清居を見た瞬間恋に落ちていたのだ。