〈あらすじ〉

 寂れたラブホテル。覆面姿の4人組が突然現れ、ヤクザの資金洗浄現場から大金を強奪していった。

 その後、一夜限りの強盗団は解散、それぞれの日常に戻っていくが、分け前を貰えなかった美流(玉城ティナ)は、運転手役の武藤(宮川大輔)とともに不服を申し立てる。

 一方、元暴力団員の安西(西島秀俊)は妻の実家の旅館を再建、萩原(斎藤工)は次の強盗を計画、浜田(三浦友和)は政治家の転落を画策中だ。そんな彼らを、ヤクザに雇われた刑事・蜂谷(大森南朋)が追い始める。やがて、この追走劇にラブホテルの従業員・矢野(宮沢氷魚)も巻き込まれていく。

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〈解説〉

『死刑にいたる病』の高田亮によるオリジナル脚本を、『星の子』の大森立嗣が監督したクライム・エンターテインメント。127分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★☆☆好みの俳優たち結集で期待しすぎてしまったかも。悪知恵ではなく銃が頼りの、力まかせの強盗団というのが、味気ない。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆胆の太さや器の大きさを感じさせる監督だが、人を食ったユーモアがもう少し欲しい。情緒がたまに床下浸水してくる。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★☆☆CMでお馴染みの面々が恐ろしい形相に!TVでは放映できない残酷な場面も淡々と演じる西島秀俊の登場で怖さ半減。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★☆☆日本だとスベリがちな題材を実力者の座組みで佳作に仕上げた。選曲良し。90年代っぽいノリがどう受け入れられるか?

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆奥野瑛太、三浦友和、弾着場面に星。銃器に光を。優秀な役者陣配備にも拘らず大森立嗣作品の截然たる肝がぼやけたか。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
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© 2022『グッバイ・クルエル・ワールド』製作委員会

『グッバイ・クルエル・ワールド』(2022『グッバイ・クルエル・ワールド』製作委員会)
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