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 もう一つの寮であるシリウス会館も同様の状態だという。

「ゴキブリの量がすごい。駆除しても駆除しても発生するんです」(Aさん)

 不衛生な環境は学生たちの健康を蝕んでいった。そして――。

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「9月5日と12日に、学生が意識不明の状態で緊急搬送されました」(Bさん)

すし詰め部屋は「一時的な滞在場所として開放」

 西日本国際教育学院に2つの寮の住環境について聞くと、次のように書面で回答した。

――高木寮のミーティングルームに学生を住まわせていたか。

「本来の来日予定日よりも早く来日されると寮および提携アパートの準備が整っていないため、事前に学生にはご説明をし、ご了承を頂いた上で一時的な滞在場所として開放致しました。留学生の皆様には一定期間ご不便をおかけしましたが、当学園としては可能な限り短期間での調整を試み、順次対応をしておりました」

問題の高木寮

――最大収容人数240人を超えて287人を居住させていたことは事実か。

「一時的に収容人数がオーバー致しましたが、市内のアパート等の契約、お部屋の準備が整い次第、それぞれ転居いただいております」

――居住者の学生が意識不明となって搬送されたことは事実か。

「学生のプライバシーに関わることでございますため、ご回答は控えさせていただきます」

 寮の内部で一体何が起こっているのか。現在配信中の「週刊文春 電子版」では、大量のゴキブリが発生し異臭を放っている2つの寮の内情、学生が相次ぎ意識不明で緊急搬送された当日の緊迫した様子、経営者である宮田夫妻の人物像、そして小誌取材後に学院が全職員に配布した”口止め誓約書”の存在などを、独自入手した多くの写真、職員が参加するグループLINEのスクリーンショットと共に詳しく報じている。

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