「コロナでキャバクラやラウンジが閉まってからギャラ飲みに流れてきた子も多く、たまたま今回は調査の対象にならなかったパターンも多いと思いますよ。特に簡単なバイト感覚でいる女子大生なんかは知識がなく、税金のことを考えずに稼いだ分をそのまま散財している子もたくさんいるみたいなので、注意しないといけませんよね」(同前)
事件化はしていないが窃盗も…大衆化するギャラ飲み“質”の低下を嘆く声
もとは芸能関係者などの間でクローズドに行われていたギャラ飲みだが、アプリができたことで知名度が急上昇。「簡単に稼げる」と昼職を辞めて、ギャラ飲みに一本化する女性キャストもいるほどの人気となった。だが、国税の調査が大々的に報じられた影響で人気に陰りも生まれ、最近はキャストの“質”の低下を嘆く声もある。現役キャストが続ける。
「今年5月には客の財布から女性が金を抜く場面をとらえた防犯カメラの映像がツイッターでバズりましたし、客側が女の子の金を盗むケースもあると聞きます。事件化はしていませんが、男も女も顔と名前を晒され、『●万円盗まれた』『こいつは気を付けろ』と被害報告を共有する300人ぐらいのLINEグループもできました。金払いのよかったマスコミや芸能関係者は暴露系YouTuberを警戒しているのか、めっきり減った印象です。一方、ギャラ飲み自体の知名度が上がったからか、一般人も増えました。そういえば、お坊さんと飲んだこともありますよ(笑)」
トップクラスのギャラ飲み女子たちは今
悪貨は良貨を駆逐する。大衆化するギャラ飲みの現場を避ける“上質”な客はどこへ消えたのか。クローズドな人脈に回帰していると証言するのは、港区の飲食店関係者だ。
「ギャラ飲みができる個室のバーなら、仲が良い店員に頼めば女の子を呼んでくれます。色々な飲食店の店員が入っているLINEグループに女の子が何百人も登録していて、そこに客の要望を投げて都合がつく子がいれば当日でも呼べます。相場は女性1人あたり、2時間で2万円弱ぐらいですね。アプリだとランクによりけりで30分1万円のVIPの子もざらにいますが、結局、店側で用意した方がリーズナブルです。プロフィールもわかっているのでアプリと同様に年齢や職業、写真でも選べます。なんならカップ数でも選べますよ(笑)」