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「社長さんが追徴金1000万払ってくれたからだいじょうぶ」ギャラ飲みバブル“港区女子”に国税のメス 本人たちに直撃すると…《何も考えず100万円くれる富豪も》

 2021年の東京・港区。突然10人弱の女性が呼び集められ、向かった先の飲食店の個室にいたのは“推定40代”のベンチャー企業経営者の男たちだった。

「今から、バチェラーやるから俺らに媚びて。興味ないコは1時間で帰すから」

 そんな“トンデモ勘違い男”から、イケメンの青年実業家によるイケイケのパーティーまで、夜ごと繰り広げられる男女の狂宴――。コロナ禍で高級クラブなどの、夜の社交場を失った高収入男性たちが、自粛下でも決行できる遊びとして人気が高まっているのが「ギャラ飲み」だ。そのギャラ飲みに、現在新たな「トラブル」が起こっているという。

かつて「ギャラ飲み」にやってくるのは“港区女子”だった

 そもそも「ギャラ飲み」とは一定額のお金を支払い、男性が指定する店に派遣されてくる女性と飲食を共にすること。言葉こそ新しいが2000年前後のITバブルのころにはそういった「飲み会」は一部で定着化していた。業界関係者が明かす。

「『ギャラ飲み』にやってくる女性には、東京・港区界隈に住む富豪たちと日ごろから遊んでいる人が多かったことから、『ギャラ飲み』とともに“港区女子”という言葉も誕生することになりました。コロナ禍の現在は空前のギャラ飲みブームともいえる状況になっています」

©️文藝春秋

 そんな業界に激震が走ったのは、年が明けた2022年2月初旬のことだった。

 ギャラ飲みアプリ最大手「パト」の運営会社を東京国税局が調査し、「キャスト」と呼ばれる女性登録者の間で、税金の申告漏れが相次いでいたことが発覚したと報道各社が一斉に報じたのだ。