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6度の全裸ラブシーンが転機だった…板谷由夏47歳の仕事と家庭

井川遥、篠原涼子、長谷川京子とママ友サークル「渋谷会」を結成

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 2年前の冬、渋谷区のバス停でホームレスの女性が殺害された事件を題材にした映画「夜明けまでバス停で」が10月8日に公開される。主演は板谷由夏(47)だ。

「事件の資料を熟読し、コロナで焼鳥屋の住み込みバイトの職を失った役柄を理解しようと居酒屋でのバイトも体験した」(映画記者)

 福岡・北九州市出身の板谷は中学時代から剣道に打ち込み、二段の腕前を持つ。

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「強豪校で顧問の指導も厳しく、竹刀でよく叩かれていたとか」(芸能記者)

夫とファッションブランドも立ち上げた ©文藝春秋

NHK「イタリア語会話」で「ヘソを出した」と話題に

 九州国際大付高に入学後、ケイト・モスに憧れてモデルを志す。171cmの身長を生かし、高3でティーン誌の専属モデルに。地元の短大を卒業後に上京した。

「NHK『イタリア語会話』に出演し『教育番組でヘソを出した』と話題に。そこで『目力が強い』と映画界から声がかかった」(同前)

 24歳で主演した映画「avec mon mari」でヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞。初出演ドラマ「パーフェクトラブ!」でも福山雅治の元カノ役で注目されたが「20代は脇役が多く、伸び悩んでいた」(同前)。

 転機となったのが05年、30歳で主演した小池真理子原作の映画「欲望」だ。

「性的不能な男性を愛する図書館司書役。原作に惚れこんだ板谷はオーディションを勝ち抜き、6度ある全裸のセックスシーンに挑戦。スレンダーながらメリハリのある体型で迫真の演技を見せ、高い評価を受けた」(映画誌記者)