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「親子でも手紙の書き方は全く違いました」
沙也加さんが手紙を手渡してくれることも。若松氏はその手紙を、かつてデビュー前の聖子から送られてきていたものと重ね合わせた。
「面白いことに、親子でも手紙の書き方は全く違いました。聖子からデビュー前に送られてきていた手紙は、『なんとかデビューしたい』と強烈なエネルギーを発していて、彼女の思いが一直線に向かってくるような内容でした。
一方で沙也加ちゃんの手紙は、聖子ほど直接的ではありません。行間から思いが滲み出ていて、読み手のなかにすっと内容が入り込んでくる。『この子は非常にクリエイティブな才能を持っているんだな』と思わされました」
沙也加さんは2001年、江崎グリコのCM出演で大きな注目を集める。その後の芸能活動も順調のように見えたが、次第に沙也加さんのプロデュースを巡り、若松氏と聖子の間で方針の違いが浮き彫りになっていく――。
10月7日発売の月刊「文藝春秋」では若松氏のインタビューを10ページにわたって掲載。若松氏は、聖子のプロデュース秘話、母娘の人間としての対照性、沙也加さんとの別れについて語っている。
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松田聖子と神田沙也加
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