「美味しくてウケる」新しい商品を開発する際の苦悩
――異色コラボ以外にも、様々なバリエーションの味が発売されています。これだけバリエーションがあると開発のときに頭を悩ませるのではないでしょうか?
林 商品のラインナップを増やすときは、基本的にお客様からのリクエストの声を中心に検討をしています。なので、「奇抜なことをしよう」「世の中に斬新な商品を送りだそう」と構えたり、悩んだりということはあまりないかもしれません。
ただ、ハッピーターンの商品コンセプトである「甘じょっぱい味わい」を崩さないことには苦心していますね。一番の悩みは、そもそも「甘じょっぱい」を実現できる味わいゾーンで、かつ「美味しくてウケる」というフレーバーを探すこと。その狭いゾーンで新しい商品を探すのは難しいですね。しかも、商品開発のゾーンが限られる分、限定商品を繰り返しているといつかネタ切れするのではないかという不安を覚えるときもあります。
一番人気があった限定商品は?
――「甘じょっぱい」ってものすごくニッチなゾーンですよね……。これまでどれくらいの種類の限定商品を発売しているんですか?
林 地域限定商品なども発売しているので、そういうのも含めるとおそらく100種類を超えているんじゃないでしょうか。
――ちなみに、これまで人気があった限定商品は?
林 人気だった期間限定商品は、至福のチーズ味です。あとは、えだ豆味も人気がありましたね(※)。
※現在は至福のチーズ味とえだ豆味の製造を終了しています。
ある程度「外さないゾーン」からピックアップして商品を発売しているので、「ウケなかった」という商品は意外となく、どの商品もおかげさまでコンスタントに売れていました。
――期間限定商品により、消費者の購買層も変化しているそうですね。