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林 フレーバーの異なる限定商品は、お子様だけではなく、大人の方々から好評の声をいただいています。どちらかというと「お菓子」というより、「お酒のおつまみ」と捉えて召し上がっている方が多い印象です。
特にコンビニエンスストア限定の商品は、コロナ禍で家飲み需要が増えてから、単身や独身の方を中心にご購入いただいていますね。ハッピーターンを求める顧客層が少しずつ変化していることは、嬉しく思っています。
量販店やネットショップ限定商品の「減塩ハッピーターン」も
――消費者のライフスタイルに合わせることも意識しているのでしょうか?
林 そうですね。家飲み需要のように「濃い味が欲しい」という方もいますし、逆にお客様の高齢化や健康志向の増加に伴って、「減塩タイプ」を求める方もいらっしゃいます。そうした要望に合わせる形で、量販店やネットショップ限定商品の「減塩ハッピーターン」も発売しました。
消費者のライフスタイルや年齢層の変化などがあるため、「ファミリー層」をターゲットにしていても、その嗜好は多様化しています。これからも、消費者の方々のニーズに応えていけるようにしていきたいです。
――ありがとうございます。最後に、これからのハッピーターンの展望などありましたら教えてください。
林 45年以上前から変わらないコンセプトがありつつも、時代を重ねていくにつれて、進化を遂げているのがハッピーターンです。これからも「お客様へより多くの幸せを届け続けたい」というコンセプトがぶれることなく、さらなる発展を目指していきたいと思います。
撮影=佐藤亘/文藝春秋