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お友だち人事、消去法…新体制の不安要素

 留任の監督を尻目に、桑田コーチはファーム総監督、元木コーチは内野守備担当に降格予定。村田修一コーチら3人の一軍打撃担当コーチを始め、計6人のコーチが退任した。コーチ陣に責任を取らせた形だが、不安要素は多い。次期監督と目される阿部慎之助作戦兼ディフェンスチーフコーチがヘッドに昇格見込みだが、

「二軍監督時代は罰走や懲罰交代などが問題に。今も、直江大輔投手などは、制球が定まらないと怒鳴られるので、萎縮している」(同前)

Bクラスに終わった原辰徳監督 ©共同通信社

 新たに招聘するコーチも、

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「久保康生氏は原監督と同学年で共に福岡出身で昔から仲が良いお友だち人事。第二次政権でコーチを務めた阿波野秀幸氏は、西武で引退した内海哲也や髙橋尚成氏に断られて消去法で選ばれた」(前出・デスク)

 同じく復帰組の鈴木尚広氏はコーチを務めていた2019年、「一身上の都合」で辞任している。

「後にW不倫が原因だったと報じられた。今年はOBが生解説する『レジェンズシート』に出演するなど、女性問題は清算できたとのことですが……」(同前)

 来季は原政権通算17年目。長期政権の歪みは拡がっている。