やり方として、自分が思っていないことは発言しないことが大原則になります。
自分が本当に思っていることだけをアウトプットするようにしながら、伝え方は何パターンか変えていく。
どちらがより有効かを調べるABテストと同じ原理です。
いくつかのパターンに対する反応を見ていくことで、自分がどんな見られ方をしているかが、広く、深く、わかっていきます。
自分の人間性を知りたいなら恋愛観なり家族観なりを話していくのもいいでしょう。人間性の点に限らず、事業や新規ビジネスのアイデアへの意見が聞きたいのであれば、そういった話をしていけば、いい点や問題点なども摑めてくるはずです。
マッチングアプリはアウトプットもできる場
商社退職後は、マッチングアプリを通じていろいろな女性と会ったこともありました。
いろいろな相手に自分の仕事観や恋愛観などを話していたんです。
相手には同世代もいれば、20歳のひともいたし、一回り以上年上のひともいました。会社員もいれば自営業のひともいました。
こうして広くアウトプットとインプットを繰り返し続けたことで見えてきたものは多かった。ひとと話をすることで、自分の思考も俯瞰して捉えられ、人格形成もできました。
「自分はこういうところが好かれるんだな」「相手にはこの部分が引っかかるんだな」というように、いい面も問題点も見えてきたんです。
マッチングアプリに限らず、インスタグラムでの発信などでもそうです。
相手の反応を見ながら自己認識できていきます。
多くのひととの出会いやコミュニケーションは自分を自分の思考の外側へ連れて行ってくれました。自分が摑めてきただけでなく、自分で決めつけていた枠の外へと飛び出していけた部分もありました。
アウトプットを増やしていけば、自分をうまく認識できるだけでなく、可能性の拡大につながります。
自分をうまく認識できるということは自分に自信を持つことにもつながります。自己認識と自己肯定感を身につけたあとの言葉にはパワーが宿ります。
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