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「まだスケートを極め切れていない」という思い
実は、彼女にはまだやり残した宿題がある、と話すのは前出の幸壬氏だ。
「500メートルの世界記録樹立です。韓国のイ・サンファが持つ36秒36を100分の1秒でも縮めることが目標」
1日駅長を務めた日の午後、小平は茅野市民館マルチホールで二度目の市民栄誉賞を受賞。そのあとの講演会で本人もこう語った。
「上には上がいる、先には先がある。私にはまだ可能性があるので、その意味では、まだスケートを極め切れていないなという思いがあります。この先何年やれるかわかりませんが、スケートをやれる体力を持つ限り、続けていきたいなと」
講演会後、小平と結城コーチに「イベントも一段落で、戦闘モードに入っていく感じですか?」と声をかけると、結城コーチは目の色を変え、
「ごめんなさい、毎日、戦闘モードです!」
と力強く答えてくれた。