2017年のドラフト1位で広島カープに入団した中村奨成捕手(23)が、SNSで出会った女性を妊娠させ、中絶を求めてトラブルになっていることが「週刊文春」の取材でわかった。

 広島県出身の中村は、地元の広陵高校3年時の2017年、3番・捕手として夏の甲子園に出場。6本の本塁打を放ち、清原和博氏が持っていた1大会の個人最多本塁打記録(5本)を32年ぶりに更新。チームの準優勝に貢献した。

181cm、81kgの大型捕手として期待を一身に集めたが… ©共同通信社

 同年のドラフトでは、清宮幸太郎や村上宗隆など名だたるスラッガーが居並ぶ中、2球団からドラフト1位指名を受け、広島カープが交渉権を獲得。契約金1億円に出来高分5000万円、年俸800万円(推定)で入団した。

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 強打に加え、俊足・強肩の大型捕手としてファンからも大いに期待されたが、

「入団して5年間で本塁打は2本のみ。今年のシーズンは27試合の出場にとどまった」(スポーツ紙記者)

 その一方で、中村はSNSで女性ファンにアプローチを重ねていたという。

インスタで出会い、交際、妊娠。その事実を中村に告げると…

 東京都内に住む30代のA子さんが語る。

「高校時代からのファンで、今年3月にインスタグラムの写真に『いいね』を押したらスタンプが送られてきました」

 2人は食事などのデートを重ね、5月に中村が「付き合ってほしい」と告白。A子さんは快諾し、6月に都内のホテルで初めて肉体関係を持つ。ただ、避妊はしなかったという。

「私も『生理が近いし、しなくていい』と言ってしまった」(同前)

 すると7月、体調に変化があったため、母親と2人で産婦人科に行くと、医師から「妊娠しています」と告げられた。そこで、中村に妊娠の事実をインスタグラムのDMで伝えると、こう返信があった。

〈え、産むん?〉

〈だからおろすしかないじゃん〉

中村がA子さんに送ったメッセージ
中村がA子さんに送ったメッセージ

 A子さんが落胆して話す。

「彼から中絶を求められ、『結婚する気はない。けれど養育費は払わせてほしい』とも言ってきた。理由を聞くと『野球がしたいから』と。もっと私と真剣に向き合って欲しかった」