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吉岡里帆インタビュー「私が志村けんさんからもらった言葉」

テレビっ子・吉岡里帆さんインタビュー #3

関わってる人みんなが幸せになりますように

―― 今回『きみが心に棲みついた』では連ドラ初主演ですけど、主役をやられて、何か変わりましたか?

吉岡 うーん、変わりましたね。色んなことに責任がつきまとうので、すごく慎重になってます。その反面、演じる時は役に没頭して、共演者の方やスタッフさんに対しては、ついてきてもらえるように元気にパワフルにいないとと思って。たぶんどんどん、足の裏から熱が出るような。

 

―― えっ?(笑)

吉岡 足元からカーッと熱くなってくるような、毎日熱量がすごく高い感じがします。ほんとに絶対にいいもの作りたいってずっと思ってるし、みんなのこと大好きだし。なんか関わってる人みんなが幸せになりますようにって毎日思ってます。

―― へぇー。すごい責任感。

吉岡 ほんとに毎日そういう思いで過ごしています。そして一番はしていただいていることに対しての感謝というか、気づくことが多くなりました。あっこんなこともしてもらってる、こんなこともしてもらってるって。サポートしてもらってるという意識が、さらに増えました。

―― 主役となると座長として現場の雰囲気づくりも大事な仕事になると思うんですけど、そういった点で気をつけていることはありますか?

吉岡 弱音を吐かないってことですかね。現場は明るく、元気に。

―― 今やCMにドラマに大活躍で、テレビで見ない日はないほどの存在ですが、吉岡さんご自身、テレビ出演し始めて、テレビの見方って変わりましたか。

吉岡 変わりました。出る前は、出てる人しか目に入らなかったんですけど、自分が出るようになってから、スタッフさんとかが見えるようになった。あぁ、出ている人が輝けるよう、むちゃくちゃ素敵な仕事されてるなって、画面の奥の奥まで見るようになりました。

 

大切な志村けんさんからの言葉

―― 今ってテレビはどういうの観てるんですか。

吉岡 最近観れてないですけど、結構、ニュース観てます。

―― 一番好きなテレビ番組って何ですか?

吉岡 うーん、なんだろう? 『世界の車窓から』かな。私、毎回録画してます(笑)。見たことない景色を見せてくれる番組が大好きですね。子どもの頃大好きだった『ウルルン滞在記』もそうでしたが、やっぱり身動き取れない時はテレビでしか味わえないじゃないですか、世界中の旅気分って。

―― 吉岡さんはコメディエンヌの素質も十分という感じがするんですが、コントを演じたことはありますか?

吉岡 志村けんさんのコント番組、NHKの『となりのシムラ』に出演させていただいたことがあります。志村さんは実は映画好きで、映画の話もたくさんさせていただきました。「ホントにこの芸能界は、すっごい忙しい時期というのがあって、そこでものすごく心と体が疲弊するんだけど、そこを乗り越えなきゃいけない。だから、もしその日がきても絶対めげちゃダメだよ」って言ってくださって、それが心に残ってます。おかげさまで、今とても忙しい時期を迎えているのかもしれないんですけど、志村さんの言葉を思い出しながら、これからもがんばります!

#1 吉岡里帆が告白「落語家を目指していた時代」http://bunshun.jp/articles/-/5834
#2 吉岡里帆が語る「グラビアのお仕事のこと」http://bunshun.jp/articles/-/5835

写真=佐藤亘/文藝春秋 

よしおか・りほ/1993年、京都府生まれ。NHK連続テレビ小説『あさが来た』でヒロインの娘の親友「のぶちゃん」役で話題になる。他のドラマ出演作に『ゆとりですがなにか』『カルテット』など。ドラマ初主演となる『きみが心に棲みついた』が1月16日TBS系でスタート。

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