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新庄監督就任で持ち味を封印させられ…

 12年のオフには杉谷、西川遥輝、近藤健介、中島卓也ら若手4選手を「ちびっこギャング」と命名して売り出すも、結果を残せなかったのは杉谷だけだった。

「それでも栗山さんは毎年、理由を付けて杉谷の契約を延長していました。昨年、監督退任の会見には杉谷が乱入、栗山さんは『お前、最高だな』と言いながら握手をしていた」(同前)

 だが新庄剛志監督になると杉谷は“窓際族”に。

「自らを広告塔と自認する新庄監督は、杉谷に『野球に打ち込みなさい』と持ち味を封印させた。杉谷は帝京出身の石橋貴明にも可愛がられ、『とんねるずのスポーツ王は俺だ!!』(テレ朝系)の人気コーナー『リアル野球BAN』に毎年のように出演していたが、それも出演禁止に。5月15日には、その日は無安打に終わったにもかかわらず、監督に指名され、ヒーローインタビューを受けさせられたことも。明るく応じていましたが、内心忸怩たる思いはあったでしょう」(同前)

帝京高校の先輩の石橋貴明と(杉谷のインスタより)

 杉谷の“引退試合”は11月5日、栗山氏が監督を務める侍ジャパンとの強化試合の予定だ。

「来年のWBC本番を控え、真剣勝負が求められる代表相手の試合で、やめる選手を出すのはどうかという声もある」(前出・デスク)

 最後まで栗山チルドレンの杉谷であった。

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