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「この時の知見がその後に繋がっていくんです。翌年来日したホァンホァンが人工授精でチュチュ、トントン、ユウユウの3頭を出産。当時の飼育員の方がこんな言葉を残されています。『ランランの遺産だと思いました』と」

トントンは1986年6月に人工授精により日本で初めて生まれた雌。日本中が虜になり、27万通の名前応募が。86年12月撮影。2000年病死/写真提供 時事通信、毎日新聞社/左(トントン)右(ホァンホァン)
2017年6月に初の自然交配で生まれた雌(シャンシャン)。母はシンシン。中国野生動物保護協会との協定によって今年12月に返還予定/撮影(17年12月)橋本 篤
2021年6月に自然交配で生まれた双子。シャオシャオ(左)が雄で、レイレイ(右)が雌。母親(シンシン)離れは間近だ。21年12月撮影/写真提供 (公財)東京動物園協会