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【女帝が獄中死】女帝の知人が明かす“瑠美さんとは別の被害者”「保険金をかけられていた」《太宰府ホスト漬け傷害致死事件》

【女帝が獄中死】女帝の知人が明かす“瑠美さんとは別の被害者”「保険金をかけられていた」《太宰府ホスト漬け傷害致死事件》

太宰府ホスト漬け傷害致死事件 遺体を運んだ男性が告白 #2

genre : ニュース, 社会

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「金を引っ張れるカモを見つけて豪遊」

 Xさんはそうして山本被告の信頼を得て、山本被告がホストクラブで飲んでいる場などにも呼ばれるようになっていった。

「ホストクラブではまず最初に自分がシャンパンを注文して、場を盛り上げるんです。その次にみゆがより高価な酒を頼む。そうすると『やっぱりみゆ姉はすごい』みたいな雰囲気ができるんですよ。

 みゆは周りからの称賛を異常なほど求めていた。だから彼女から求められるがままに、『みゆ姉すごい』みたいな内容をSNSに投稿してもいました。飲んだ後に朝方、みゆから『投稿して』と連絡が来るんです。投稿は今でも残してあります。消すと、自分も悪いことをしたみたいで嫌ですから」

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 ホストクラブでXさんがシャンパンを注文するときには、「みゆがそっと5万円とか金を出してくれた」のだという。なぜ山本被告はそれほど羽振りよく飲み歩けたのだろうか。

ホストクラブで豪遊する山本被告

「この10年間、みゆはずっと飲み歩いていたわけではなく、繁華街からしばらく姿を消すこともありました。で、しばらくしたらまた現れる。その傍らには、常に訳ありの女性がいました。おそらく彼女らから金を引っ張っていたんだと思います。カモを見つけてはその金で豪遊し、限界まで取り尽くすと、金がなくなって遊べなくなる、ということの繰り返しだったんじゃないですかね。

 みゆの傍らにいるのは、ホストへの借金でとんで、風俗で稼いでいるような子が多かった。みゆは家族に風俗のことを言うぞとか脅したりして、恐喝していました。それで何回もうまくいっていたから、味を占め、エスカレートしたのが今回の事件なんだと思います」

「瑠美さんの容姿が『親方』に似てきた」

 2019年2月頃、久々に繁華街に姿を現した山本被告の横にいたのが、瑠美さんだったという。

「当時は、瑠美さんもホストにちやほやされて楽しそうに遊んでいました。伝票もそれぞれつけていて、別々に支払いをしていました。でもそのうち瑠美さんのお金がなくなったのか、みゆが『瑠美の分はツケにしといて』などというようになっていきました。でもあるときから明らかにおかしくなってきた。瑠美さんの容姿がどんどん『親方』に似てきたんです」

亡くなる直前の瑠美さんの写真(Xさん提供) ※亡くなった高畑瑠美さんのご遺族と話し合いの上、被害者写真の一部を加工しました。

 Xさんが「親方」と呼ぶのは、2017年9月に病死したとされる女性・酒井美奈子さんだ。死の間際の2週間、岸被告と婚姻関係にあったことが判明している。