1ページ目から読む
2/2ページ目

“強面”を表に出さなかった立浪監督がついに…

 4日の試合後、「全く精彩がない。戦う顔をしていない」と京田を糾弾した立浪監督。さらに翌5日、得点圏打率1割台と低迷する主砲・ビシエドにも「(打撃の)スタイルを変えてくれないと。頭が痛いですわ」とボヤき、4番剥奪も示唆するなど怒りを露わに。

 ただ、これまで“強面”を表に出すことはなかった。

「星野政権時代は頻繁にあった“即二軍落ち”も14年の谷繁政権以降は激減。昨季までの与田監督は『選手に嫌われたくない』とその傾向が顕著でした。立浪監督も茶髪、ヒゲを禁止したが、一方的に怒鳴りつけるスパルタ式は『今の時代に合わない』と我慢してきた。古株スタッフは『立浪さんが仏になった。どうしちゃったのか』と心配していたほどです(笑)」(同前)

ADVERTISEMENT

 だが、ついに地金が――。

©文藝春秋

「就任会見でも、今の中日に必要なことは『勝ちに対する執念』と繰り返すなど、結局は精神論の人。今回の京田の件も“闘志なき者は去れ!”という星野イズムへの先祖返りですよ。若手選手たちは『これから懲罰交代や即二軍降格もあるのでは』と萎縮し始めています」(前出・球団関係者)

 実際、6日の二軍戦に7番・2塁で出場した京田は、4打数無安打でタイムリーエラーまで犯し、「試合後は『何もないです』とポツリ。気持ちが折れているようでした」(同前)

 令和に蘇った“恐竜”は、もはや時代遅れ!?