昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

連載THIS WEEK

〈京田陽太、DeNAにトレード〉「今すぐ名古屋に帰れ!」中日・立浪和義監督が京田に怒号 ベンチ裏で何が起きていたのか

 11月18日、中日ドラゴンズ・京田陽太内野手(28)と横浜DeNAベイスターズ・砂田毅樹投手(27)の電撃トレードが発表された。

 立浪和義監督を迎えて2011年以来となるリーグ優勝を目指していた中日だが、今シーズンは最下位に終わった。立浪監督を巡っては、その指導方針が度々物議を醸してきた。中でも、厳しい言動の”ターゲット”となっていたのが、今回トレードが発表された京田だ。ベンチ裏で起こった“京田怒号事件”を報じた「週刊文春」の記事を再公開する(初出:週刊文春 2022年5月19日号 年齢・肩書きは公開時のまま)

◆◆◆

「ベンチ裏で突然、『今すぐ名古屋に帰れ!』と怒号が飛び、周囲はあ然としていました」(球団関係者)

 5月4日、横浜スタジアムでDeNA・大和の二遊間ゴロを弾き、内野安打を許した中日の遊撃手・京田陽太(28)。怒った立浪和義監督(52)は直後の京田の打席で代打を送り、試合中にもかかわらず、名古屋の二軍に“強制送還”した。

京田に直接指導する立浪監督

 プロ6年目の京田は立浪監督から堅守が評価される一方、課題の打撃もつきっきりで指導を受けてきた。

「青森山田高、日大時代を通して生真面目な性格で、監督が『やめろ』というまで練習するタイプ。目標は同じ遊撃手の元阪神・鳥谷敬で、道具から仕草まで球界随一の“鳥谷マニア”を自負しています」(同前)

 今季、「143試合ショートで出られる体力があるのは京田しかいない」と期待し、打率1割5分台でも使い続けた立浪監督。なぜ堪忍袋の緒が切れたのか。

ヒーローインタビューで、ファンの声援にうっすらと涙を浮かべる立浪和義 ©時事通信社

「常に自信なさげな態度だからです。練習中も首を傾げては『これでいいのかな……』と呟き、教えた打ち方をコロコロ変えてしまう。立浪さんは若手の石川昂弥などに、闘志を見せない京田の暗いムードが『伝播したらマズい』と苦い顔をしていました」(番記者)