特別支援学校の教師が、校内で取った問題の行動。保護者からの連絡で明らかになった。
特別支援学校の教師が児童の背中に…
きっかけは給食だった。
「ぼくは先生の給食を勝手に取って食べました。反省しています」
自分の給食を食べられ、腹を立てたのか。
こう書かれた紙を児童の背中に貼り、校内を歩かせていたことが分かった。
歩かせたのは、大阪府立の特別支援学校に勤務していた20代の女性教師。
教育委員会によると、2020年10月のこの日、女性教師は当時小学1年の男子児童の隣に座って給食を食べることに。
すると、男子児童は教師が席を外した間に、おかずを自分の皿に移して食べたという。
その後、教師は驚きの行動に。
その児童の背中に、「僕は先生の給食を勝手に取って食べました。反省しています」と、手書きの紙を貼り付けた。
さらに、背中に紙を貼ったまま、二人で校内を約20分間歩いたという。
これに気付いた、校内にいた別の児童の保護者が学校に連絡。事態が明らかになった。
女性教師は教育委員会の聞き取りに事実関係を認め、紙を貼って歩かせた理由についてこう話している。
「会話が難しい児童だったので、他の先生が気軽に話しかけるきっかけになると思った」
女性教師は児童の保護者に謝罪。
今年9月に訓戒処分を受けた後、自らの申し出により退職したという。
(「イット!」11月21日放送より)