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「美しすぎて、存在していることが信じられない」元・宝塚のトップスターが見せる、舞台上との“意外なギャップ”

「美しすぎて、存在していることが信じられない」元・宝塚のトップスターが見せる、舞台上との“意外なギャップ”

明日海りお(女優)――クローズアップ

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 宝塚のトップスターとして空前の人気を誇り、退団後も舞台、ドラマ、バラエティなど活躍の場を広げている明日海りおさん。好評を博した冠番組『明日海りおのアトリエ』がパワーアップして帰ってきた。

 

Season2ではアトリエを飛び出して旅へ

 Season1では土鍋でご飯を炊いたり、空き缶でつくる燻製に挑戦したり、フラダンスを踊ってみたりと奮闘。コロナ禍の「おうち時間」を充実させるヒントが満載だった。

「土鍋で炊くご飯の美味しさを知ってしまったので、今でも家では継続して実践しています。早く炊き上がるし、火加減大丈夫かな、好みの固さに出来上がったかな、おこげ出来たかな、って毎回炊き上がりを楽しみに待っています。番組を見てくださった方から『私も真似してやってみました』という反響をたくさんいただきました」

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 今回のSeason2ではアトリエを飛び出して旅に出た。行き先は沖縄と自らの出身地である静岡。

「沖縄では琉球ガラスの絵付けや、古酒の蔵の見学など心に残る体験ばかりでした。なかでも忘れがたいのがエイサーです。クーラーのない部屋で、地元の皆さんと一緒に汗を流して練習したんですが、歌声、音色、すべてがその土地を物語っていて、沖縄の魂に触れた気がしました。小さな子の髪の毛を中学生のお姉ちゃんが結ってあげたりしていて、地域の温かさや代々受け継いできたもののパワーを肌で感じましたし、伝えていくことって大切なんだなと思いました。エイサーの動きはダンスとはまた違って、太鼓を叩くのも足腰や腕や足の筋力を使って苛酷。だんだん慣れて体に入ってくると血潮が沸きましたね(笑)。『来年のエイサーのときにはまた絶対来てくださいね』と言ってくださって、仲間に入れていただけた気がして嬉しかったです」

 

静岡への旅で原点を思い出す

 静岡では、ワサビ田で名産のワサビを収穫したり、念願のグランピング(豪華なキャンプ)を満喫したり、ヤマハの工場でピアノが作られていく過程を見学したりした。