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この教えは先生が亡くなって四半世紀以上が過ぎた今も、私に刷り込まれています。役者だけではありません。面白くて楽しそうなことがあると、すぐに手を出したくなってしまう。かつてはオペラに日舞、最近ではボクシングも始めたいと思ったり……。
「銀座の一日ママ」には錚々たるメンバーが集結
東日本大震災のチャリティーのため、銀座の有名クラブで一ヵ月間、一日ママをしたこともあります。お店が開く午後8時までを借りて、お客さんには1人2万円を払ってもらう方式。
女優の黒木瞳さんや勝間和代さん、新潮社の中瀬さんもやってくれて、みんなで1500万円近く稼ぎました。ママの名刺も作り、銀座のママ御用達の美容院で本格的に髪もセットしてもらい、
「ママ、よろしくお願いします」と言ってもらう快感といったら……。私は客あしらいもなかなか板についていたようで、伝説のマリコママは今も語り草になっています。
仕事に本気で挑むのは当たり前ですが、成熟した大人の心得としては、遊びも中途半端にやらないこと。自分の時間の大切さを自覚している人ほど、遊びにも惜しみなくエネルギーを注ぐのは当然のことですから。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。