“はるたん”と“部長”が帰ってくる……?
テレビ朝日系の4月クールのドラマで、大ブームを巻き起こしたドラマ『おっさんずラブ』の名コンビ、田中圭(38)と吉田鋼太郎(63)が共演することがわかった。
『おっさんずラブ』シーズン3の予定だったが…
『おっさんずラブ』はタイトルの通り、おっさん同士の純愛を描いた恋愛ドラマ。2016年末の深夜に単発ドラマとして放送され、その後、18年に連ドラ化。人気を受けて19年には劇場版とシーズン2が制作されるなど社会現象を巻き起こした。
田中と吉田は単発ドラマから参加し、田中は同じ会社の上司と後輩から好意を寄せられる主人公・春田創一を、吉田は春田に恋する50代の部長・黒澤武蔵役をコミカルに演じていた。
新ドラマのタイトルは『unknown』。『おっさんずラブ』とは無関係のドラマだが、2人がキャスティングされたのは、『おっさんずラブ』シーズン3のためだったと語るのはテレビ朝日関係者。
「当初は『おっさんずラブ』のシーズン3が構想されていたのですが、残念ながら脚本が間に合わなかったんです。そこで、徳尾浩司氏が脚本、瑠東東⼀郎氏が監督、テレ朝の貴島彩理氏がプロデュースという『おっさんずラブ』と同じ布陣で、全く別のドラマを作ることになった」
新ドラマは“変わり種”「ヒロインは吸血鬼」
こうした経緯で制作されることになった『unknown』。ヒロインに抜擢されたのは、高畑充希(30)だ。
「高畑さんが演じるのは、週刊誌のエース記者としてガンガンスクープを飛ばしているが、その正体は吸血鬼というぶっ飛んだ役柄です(笑)。田中圭さんは彼女の婚約者で交番勤務の警察官を、吉田鋼太郎さんは彼女の父親で吸血鬼であることを隠しながら働くナイトドクターを演じます」(同前)
秘密を抱えたカップルを通して、多様性の時代の人間模様を描いていく予定だという今作。続編の制作から一転、吸血鬼ものというまったく趣の違うドラマになったにも関わらずキャストが出演を快諾したのには、『おっさんずラブ』で培った強い信頼関係があるようだ。