グループステージでドイツ、スペインを打ち破り、首位通過でベスト16に進出した日本代表。しかし、2002年日韓W杯、2010年南アフリカW杯、2018年ロシアW杯と過去3大会で“ベスト16の壁”を突破できなかった。今回、4度目でクリアできるのだろうか。
川島永嗣がクロアチア戦に向けて“語ったこと”
このチームでは数少ないW杯経験者で、南アフリカ大会、ロシア大会でグループリーグ突破を経験した川島永嗣(39)は、クロアチア戦に向け、「チームの総合力が問われる」と語る。
「厳しい予選を突破して、自分たちの中にかなり大きい自信があります。決勝トーナメントでも、自分たちがすべきことをハッキリとゲームの中でやれれば勝利を挙げられるんじゃないかというところはあると思います。
ただ、次の試合からはグループリーグのように負けは許されない。勝つことでしか次には進めないので、まずは目の前の試合に勝つことにフォーカスすること。次は延長戦もPK戦もあります。これまでの3試合以上にチーム全員の力が必要になってきます。途中で入る選手は、しっかりと結果を残せる準備をしているのか、というのが大事になってきますね」
決勝トーナメントからはレギュレーションが変更になる。
グループリーグは90分で同スコアの場合はドローになるが、決勝トーナメントでは90分で決着がつかない場合は延長戦、さらにそれでも勝敗がつかない場合はPK戦になる。一発勝負で、どちらかが勝つまで戦うことになる。
ちなみに、日韓W杯ではトルコに0-1で敗れ、南アフリカW杯ではパラグアイに0-0のまま、PK戦で敗れた。記憶にも新しいロシアW杯では、「ロストフの悲劇」と言われ、ベルギーに試合終了間際にカウンターを喰らい、2-3で逆転負けを喫している
今回決勝トーナメント1回戦で対戦するクロアチアは、これまで対峙してきたドイツやスペインとは異なる。