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当時、フリーランスのデザイナーとして在宅で働いていた三井さんは、朝方まで仕事をして、午前10時に起床する生活を送っていた。そうした生活スタイルだったため、彼らが言う“朝のゴミ出し”が難しい状況だったという。しかし、連日文句を言われ、その後三井さんは週に2回の可燃ゴミの日は、朝7時に捨てるようにしたという。
ゴミを開けて個人情報を特定
「でも今度は、ゴミの中身に文句をつけられました。じつは『これくらいなら燃えるだろ』という軽い気持ちで、燃えるゴミの日に割れたコップやフライパンを出してしまったんですよね。
その結果、女性のゴミ出し警察が激怒。その日の夜、マンションに帰ると、部屋のドアの前に捨てたはずのゴミが置いてあったんです。ゴミ袋には、ガムテープで紙が張られていて『三井さん‼ 不燃物は燃えないゴミの日に出してください‼』と、怒りのこもった文字で書かれていました」
ルールを破り、厳重注意を受けるのは仕方がない。しかし、奇妙なのはゴミ出し警察が三井さんの名前と部屋番号を把握していることだった。
「おそらく、ゴミを暴いて僕の個人情報を特定したんでしょう。そのゴミの一番上に公共料金の支払明細書が入っていたので、開けて確認したのは確実。不燃物を出したのは自分の落ち度ですが、ゴミを開けるのはやりすぎじゃないでしょうか。今はもう、そのマンションには住んでいませんが、ゴミを捨てるのがストレスになって、部屋にゴミをためる習慣がついてしまいました……」
日常生活と切っても切れないゴミ出し。今年の年末は大掃除で出たゴミが、トラブルの火種にならないように注意が必要だ。